2月には掘削機販売の減少幅が縮小し、輸出は好調を維持した。掘削機用トラックシュー
掘削機販売の減少幅は縮小
中国建設機械工業協会の統計データによると、2022年2月、各種掘削機械製品の販売数は24,483セットで、前年同月比13.5%減となり、減少幅は引き続き縮小した。
中国市場
中国市場における2月の油圧ショベル販売台数は17,052台で、前年同月比30.5%減となった。依然として大幅な減少を維持しているものの、減少幅は縮小した。中でも、前年同期(2021年)のベース効果が高かったことが、2月の成長率低下の要因の一つとなっている。
2月の建設業の事業活動指数は57.6%で、1月より2.2ポイント上昇した。新規プロジェクトの建設は改善圏に入り、PPP投資プロジェクトの総数、特に実施段階のプロジェクト数が増加しており、掘削機業界にとって一定の支援となっている。インフラ建設の活動を反映するコマツ掘削機の稼働時間によると、2月の中国におけるコマツ掘削機の稼働時間は47.9時間で、前年同月比9.3%増加した。コマツ掘削機の中国における稼働時間は、2021年4月以来10か月連続で前年同月比減少傾向にあったが、ようやく終息した。前年同月比の伸び率は再びプラスに転じ、需要にも小幅な改善の兆しが見られた。3月に入り気温が上昇した後、全国の建設状況は相次いで回復すると予想される。掘削機用トラックシューズ
輸出側
輸出面では、2月に中国は7,431台の掘削機を輸出し、前年比97.7%増と高い成長を維持しました。国内企業の競争力向上と海外企業の疫病からの漸進的な回復に伴い、海外需要の継続的な拡大は、中国製掘削機製品の輸出に引き続き恩恵をもたらすでしょう。掘削機の輸出は2022年も急速な成長を維持すると予想され、国内販売の減少が業界に及ぼす影響をある程度相殺すると期待されます。
トン数構造
トン数構成では、大型掘削機(28.5t以上)の販売台数は2月1537台で、前年同月比40.9%減、中型掘削機(18.5~28.5t)の販売台数は4000台で、前年同月比46.1%減となった。
投稿日時: 2022年3月12日